新住居での事前工事
私の場合、2021年に住宅建築を契約、2021年12月着工、2022年3月引き渡しとなりましたが、将来的にはV2Hは絶対に設置するであろうと考えていたため、住宅メーカーとV2H業者と打合せを行い、事前にV2H用の空配管を工事してもらいました。
V2H業者からの指定は空配管(太さ28Φ)3本です。
①EVパワーステーションから分電盤まで1本
②EVパワーステーションからパワーコントローラーまで2本
分電盤、パワーコントローラは電源ブレーカーのある脱衣場に設置するため、脱衣場からEVパワーステーションの設置場所(屋外)まで引いてもらいました。なお、私は脱衣場に設置する通信アダプタを無線接続(Wifi)したため3本で済んでますが、有線(LANケーブル)で接続する場合はWifiルータまでの配管も必要となるようです。新しく建てる住宅への事前工事の一番のメリットは、断熱性気密性の確保と考えます。住宅の性能をできるだけ損なわないように、後で壁に穴を開けることは避けたほうが良いと考えました。また当然ですが、V2H工事費用もそれなりに安く抑えられます。参考までに、空配管の工事費用は1本22,000円、3本で66,000円でした。
V2Hいつ設置するかタイミング問題
V2H、良いものとは理解していますが、決して安いものではありません。今回、相見積はしなかったので比較はしませんでしたが、EVパワーステーションが税込みで約83万円、工事が約30万円、合計約113万円との見積でした。国からの補助金が648,000円出るので、持ち出しは約48万円です。はっきり言って何年後に元が取れるのか分かりませんが、環境に優しい生活をするためには「V2Hは住宅とセット物だ!」と考えて、このタイミングでの設置を決断しました。FIT終了後の10年後の設置も考えましたが、2022年設置の売電単価は17円/Kwhに対して、現在の電気契約(中電スマートプラン)では平日のナイトタイム(22~8時)の電気料金は16.3円/Kwh、ホームタイム(8~10時、17~22時)28.52円/Kwh、デイタイム(10~17時)38.71円/Kwhです。太陽光発電の電気は売電よりもPHEVに充電したり、住宅のホームタイム、デイタイムで使用したほうが良いと考えます。後日こうやって電気代を整理してみると、早く設置して良かったのかなと改めて思いました。
国などの補助金
V2H設置には国の補助金活用が前提でしたので、業者から補助金情報を随時提供いただきました。2022年4月経産省ホームページに補助金情報公開、補助金の申請受付が4月下旬~5月上旬くらい、2022年から新車とセットではなくV2H個別に申請が可能となった点もタイミングが良かったと思いました。
<2022年度補助金変更点>
2021年度:個人の場合は、新車+V2Hはセット補助金。
2022年度:個人・法人ともに、新車とV2Hは個別に申請が可能。(既にPHEV車所有、これから中古車購入もOK)
補助金については、年々手厚くなる傾向かと思います。2023年度は長野県でもV2H設置に10万円の補助金を出すとの情報もあるようです。お住まいの都道府県、市町村によって制度が異なりますので、確認された方が良いかと思います。ちなみに補助金申請は難解、複雑なため、V2H業者に代行申請してもらう必要があります。できるだけ経験の多い業者のほうが安心だと思われます。
V2H納品・設置
車もそうでしたが当時も半導体不足のため、発注してもいつ納品できるか分からない状況でした。2022年6月に発注後、しばらく納品を待つ日々となりました。国補助金については順調に申請が進み、EVパワーステーションも納品の目途がたち、12月12日工事の日を迎えました。ニチコンのホームページによると、納期は6か月以上かかる旨、記載されておりますので、私の場合は早くもなく遅くもなく妥当な納期だったと思われます。工事は朝から夕方までかかりましたが1日で完了しました。
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