V2H稼働3~4か月目(2023年2月1日~3月31日)

V2H

EVパワーステーションの設定変更


稼働して約2か月で分かった最大のポイントは、電気代が安い時間帯に車両に充電して、電気代が高い時間帯に車両から給電しても、住宅と車両間の変換効率が悪いため、この運用ではV2H導入の効果はほぼ無いことです。ざっくり計算イメージは、ナイトタイム16.63円/Kwhで充電した電気を少し高めに見て1/2程度しか使えないと仮定して計算すると実質の電気代は33.26円/Kwhとなり、デイタイム38.95円/Kwhと、差分としては5.69円/Kwhの効果しか得られない。さらに@ホームタイム28.76円/Kwhに使用するとなると、逆に4.5円/Kwh高くなり、全くV2Hを使用する意味が無い(むしろマイナス)ということです。我が家の稼働1か月目は、V2Hの履歴をみると充電量に対して、放電量が1/3程度であったことから、実際にはもっと効果が薄いと考えます。

3つのメリット | EVパワー・ステーション | 系統連系型V2Hシステム| ニチコン株式会社
EVパワー・ステーションは、高機能で低価格、夜間電力を活用し電気料金を節約、停電時にEV/PHVをバックアップ電源として活用というおトクで安心の3つメリットがあります。

我が家は、メーカー(ニチコン)推奨の運用パターン④(太陽光発電あり、FIT期間中、時間帯別の電気契約)に該当しますが、2022年FIT買取価格(17円/Kwh)を鑑みると、太陽光発電する時間帯(デイタイム、@ホームタイム)は全て売電するのではなく、できるだけ自宅で使用する(車両への充電含む)が正解と考えます。FIT買取価格が、もっと高い方は状況が違うと思いますが、これから太陽光発電を導入する方については、もっと買取価格が下がるため、この考え方は間違いないと思います。

よって、2023年2月1日以降、EVパワーステーションの設定は次のように見直しました。

PV余剰充電機能をOFFからONに変更しました。車両への充電は太陽光発電の電力のみとするものです。あとは電気代の高い時間帯に放電することで、極力電気を買わないようにしました。アウトランダーPHEVのタイマー上限値が12時間のため、デイタイム(10~17時)と@ホームタイム(8~10時、17~22時)の一部に放電するという内容です。

2月は天気の関係で太陽光発電量が少なめなので仕方ない結果なのかと思います。続いて3月の数値です。

3月は割と晴れが多かったためコンスタントに充放電できた印象です。ほとんど充放電できていない日については、日中に車で出かけたためになります。


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3~4か月運用して分かったこと(まとめ)

  • 電気代が安い時間帯に車両に充電して、高い時間帯に給電はメリットが無い。
  • FIT期間中であっても車両へは太陽光活電から充電が良い。

電気代が安い時間帯に充電しても、住宅と車両間の変換効率が悪いため、充電した電気量の半分以下しか使用できずメリットが無い。むしろ車両のバッテリーを消耗するデメリットしか無いと考えます。また、FIT期間中であっても、積極的に住宅で使用し、車両に充電したほうがお得かと思います。(前述したとおり、2022現在の売電価格では比較にならないです。)

でも、V2H導入のメリットは感じてますので、次回に記したいと思います。

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